九州大学大学院歯学研究院口腔機能修復学講座インプラント・義歯補綴学分野

1年生:アーリーエクスポージャー

入学して間もなく、歯学部ってどんなところだろうと興味津々の時期に各診療科で病院見学や体験実習を行うアーリーエクスポージャーが開講されます。
義歯補綴科では「補綴とはどんなことをするのか」という講義を行った後、実際に診療室に行って治療の様子を見学します。

いざ病院見学へ!九州大学病院は11階建ての大きな建物です。義歯補綴科はこの4階にあります。

11階建ての新病院

先生に説明を受けながら、実際の治療の様子を見学します。

実際の診療を見学

3年生:リサーチエクスポージャー

3年生になると希望する教室で、その専門分野について学習するリサーチエクスポージャーが開講されます。
インプラント・義歯補綴学教室では当教室で行っている研究について概説した後、各種機器を用いて実際に研究を行い、データの収集・解析等を行います。
実験結果はまとめて、リサーチエクスポージャー報告会で発表します。

4年生:全部床義歯学

「全部床義歯」とはいわゆる「総入れ歯」のこと。歯がなくなるとどのような変化がおこるのか、どうやって義歯を作製するのかなどを講義で学習し、実習では模型を使って実際に全部床義歯を作製していきます。

人工の歯を並べたり・・・

自分の手で一から義歯を作っていくのはなかなか大変です。

4年生:部分床義歯学

「部分床義歯」とは「部分入れ歯」のこと。部分床義歯の構成や治療計画、作製方法等を学習していきます。
実習では実際に部分床義歯作製の手順を体験します。

症例を見て治療計画を作製し、発表して全員でディスカッションを行うチュートリアルも行われます。
毎年とても活発な議論が交わされています。

学生もパワーポイントを使って説明

4年生:口腔インプラント学

今後ますます増加が予想されるインプラント治療に必要な診断や治療法、術後管理などについて学ぶ講義です。
実習では模型を用いたインプラント埋入実習などを行います。

5、6年生:臨床実習

5、6年生になると臨床の現場で診療補助をしたり、手術の見学をしたりといった臨床実習がはじまります。
いろいろな症例を通して講義だけでは理解できなかった治療の流れを学習していきます。

同じ机に教授とつき、身近でディスカッション

実習の最後には集大成として自分の立てた治療計画を発表します。